髪付き帽子｜ウィッグ付き帽子とは？

「髪付き帽子とは？」と疑問に思う方も多いかもしれません。髪付き帽子とは、帽子やネットに髪の毛（人毛または人工毛）が取り付けられた、帽子と一体化して使うウィッグのことです。抗がん剤治療や脱毛症などで一時的に髪を失った方に向けて開発され、医療用ウィッグ付き帽子ともいわれています。
医療用ウィッグよりも手軽に使え、自然に見えるため、日常生活を快適に過ごすためのアイテムとして注目されています。

髪付き帽子｜ウィッグ付き帽子の基本的特徴

髪付き帽子｜ウィッグ付き帽子は、頭頂部は帽子、顔まわりの後頭部や生え際部分のみ人毛や人工毛で作られているものが一般的です。
頭頂部や顔周りをカバーするシンプルな構造で、自然なヘアスタイルを簡単に作ることができます。
フルウィッグと比べて締め付け感が少なく、着脱が簡単で、帽子をかぶる感覚で自然に装着できるのが特徴です。
髪付き帽子は、医療用としてだけでなく、ちょっとした外出やおしゃれを楽しみたい時にも便利です。抗がん剤治療中や脱毛症で一時的に髪を失った方にとって、外出時の見た目や安心感をサポートしてくれます。
さらに、頭皮に直接負担をかけないため、敏感な肌の方にもやさしい仕様になっています。短時間でおしゃれに準備ができることから、多くの方に選ばれています。

髪付き帽子｜ウィッグ付き帽子の種類

髪付き帽子｜ウィッグ付き帽子には、2種類のタイプがあります。
帽子を2枚着用するインナーキャップタイプ ( 帽子を2枚着用）
・髪の毛が付いたネット状のインナーキャップをかぶり、その上から帽子を二重にかぶって完成
帽子1枚かぶればOK！のウィッシングキャップタイプ
・帽子に直接、髪の毛を取り付けて、帽子1枚かぶるだけで完成

インナーキャップタイプの場合は、その上からお手持ちの帽子をかぶることができますが、帽子を二重にかぶらなくてはならないので、ズレていないか？など常に気になります。
その点、帽子に直接取り付けてかぶれるウィッシングキャップタイプですと、1枚かぶるだけでOKなので、気にならず安心です。
それぞれのメリット・デメリットを知っておくと、選ぶ際のヒントになります。

医療用ウィッグとの違い

「髪付き帽子」と「医療用ウィッグ」は似ているようで、使い方や目的に違いがあります。
医療用ウィッグは頭部の全体が人毛、または人工毛で作られています。
髪付き帽子｜ウィッグ付き帽子は、頭頂部は帽子、顔まわりの後頭部や生え際部分のみ人毛や人工毛で作られているものが一般的です。どちらもかぶるだけでスタイリングが完成します。

医療用ウィッグは頭全体を覆うタイプで、スタイルの自由度が高い一方で、装着に時間がかかる場合もあります。
一方、髪付き帽子は帽子感覚でさっとかぶれるため、日常使いにとても便利です。また、軽量で通気性が良く、長時間かぶっていても快適に過ごせます。お出かけやリラックスしたい時間など、シーンに合わせて使い分ける方が増えています。

髪付き帽子を選ぶポイント

髪付き帽子｜ウィッグ付き帽子を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。

・まず、帽子部分の素材が肌にやさしいことが大切です。コットン素材やジャージ素材など柔らかい生地を使用したものは、敏感な頭皮　にも安心です。
・さらに、肌に当たる部分に、吸汗速乾の高機能素材を使用して汗対策が施されているか？治療で敏感になっている肌を守るため、縫い代が肌に当たらない仕様になっているか？などのケアが施されているかどうか？をポイントに選ぶといいと思います。
・また、髪の毛の長さやヘアスタイル・ヘアカラーも重要なポイントです。自分の普段のヘアスタイルに近いものを選ぶと自然に見えます。さらに、カラー展開も豊富なので、自分に合った色味を選ぶことで気分も明るくなります。

こんな方におすすめ

髪付き帽子｜ウィッグ付き帽子は、特に抗がん剤治療中の方や脱毛症でお悩みの方におすすめです。また、医療用ウィッグは少し重たく感じる、もっと手軽に使えるものが欲しいという方にも最適です。
さらに、外出時だけでなく在宅中のちょっとした来客対応やリモート会議にも便利です。帽子をかぶる感覚で自然に見えるので、気負わず毎日使えるのが魅力です。