[ 専門誌掲載 ] 『がん患者の在宅療養サポートブック』
退院指導や訪問看護に役立つケアのポイント(発行:㈱日本看護協会出版会)
第1章・症状を抱える患者へのサポート
外見を整えるためのセルフケアにwishing capが紹介されました。
一部内容をご紹介いたします。
脱毛時の過ごし方2 帽子・スカーフなどの工夫
ーウィッグ以外のものでおしゃれをする方法ー
抗がん剤治療で脱毛した場合、仕事や外出時にはウィッグをつけていても、家でくつろいだり体調のすぐれないときは、ゆったりと過ごしたいものです。ウィッグを装着しないときは、綿製のキャップやスカーフ、髪つき帽子などで過ごされると、不意な訪問にも安心して対応できます。 また、工夫や状況次第で、ウィッグを購入しなくても過ごすことができます。以下にその方法のいくつかをご紹介します。
●髪つき帽子
「帽子」と「つけ髪」を組み合わせたもので、普通に帽子をかぶっているように見えますが、ウィッグを装着していないので、暑さや締め付け感から開放されます。
髪つき帽子「wishing cap」には、以下のような特徴があります。
●一つの帽子で、ショートからロングまでいろいろな髪型ができる。
●髪の毛が直接肌に触れないように工夫されているので、不快感がない。
●帽子や髪型の種類は豊富にあり、幅広い年齢層で愛用されている。
●つけ髪は簡単に取り外しができる。