【ご挨拶】

医療用帽子「ウィッシングキャップ」は 抗がん剤治療を経験した私が つくっています

ISAMISA デザインスタジオ 代表 伊佐美佐


私が抗がん剤治療を経験したのは41歳のとき。
脱毛による外見の変化、 体の変化、気持ちの変化...次々と困ったことが起こりました。
髪がないので頭皮の汗がそのまま顔に流れ落ちてくる、副作用で手がしびれ、 細かい作業ができなくなる、肌が敏感になり帽子の縫い目で頭皮がかぶれる、 髪がないと帽子がズレやすく、いつも気になる。
そして何より、蒸れる! 何とかしたい...と市販の帽子をあれこれ試したものの満足できるものに出会えませんでした。


そうだ、帽子に髪がついたら!
治療中、生えぎわの髪を帽子から出してかぶると意外に気づかれなかったことから発想し、本当に欲しかったモノをつくろう と思い立ちました。
長年、アパレル企業で婦人服の企画デザインに携わったスキルと患者としての体験をもとに試行錯誤を重ねて生まれたのが、 取り外し簡単な付け輩つき帽子「ウィッシングキャップ」です。
私達がん患者の心のあり様は、治療にとても影響するもの。身をもって知る私だからこそ、患者さまの快適な暮らしをこれからも応援してまいります。

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